駐車場を科学する。⑥ リパークを例にとって。

akkipa(アキッパ)の出現

前回、技術の進歩について書いたが、とうとう2014年にアキッパという駐車場のシェアリングシステムが出現した。
https://www.akippa.com/

詳しくは上記のサイトを見ていただくとして、要は駐車場の空いている時間、他の方の利用に供しよう、といシステムだ。
このブログの冒頭に書いた私の問題意識・・・子供の野球の応援に行ったとき、球場の近くの駐車場は空いていたのに駐車できなかった・・・に合致するシステムで、本当は私が、と言いたいようなスキームだ。
(私は先を越された的な気持ちは毛頭なく、よくぞ発想して、しかも実現したなあと最大限の敬意を持っている。)

では、何故今になって、負け犬の遠吠えのようなことを言うの?と言うと、当時はこのシステムを組む技術及びインフラが無かったのだ。そう、インターネットが普及していなかったのだ。
当時は、まだCAPTAIN キャプテンシステム - Wikipedia などがのさばっている時代でインターネットの存在は知っていたが、まだネットワークとして商業利用に耐えるような代物ではなかった。

隔絶の感とはこのことだ、というような気がしている。
(別の機会に述べるが、逆にリパークの成功の要因の一つは、Windows95のお蔭だ。)

技術は果てしなく進歩する。ということは、次世代はまた全く別世界、別次元の駐車場が出現する、ということだ。
・・・論理的に詰めていくと必然的にそうなる、というカタチがある・・・。

ただ、将来の進化形の前に、過渡期の形態があるわけで、次回はそのことに触れてみたい。