駐車場を科学する。㉓ リパークを例にとって

継続性と蓄積性 事業を開発するに当たって、この二つの要素は欠かせませんでした。

当時、今もそうなのですが、私の勤務していた会社の事業は、中古住宅の仲介(これを「不動産流通」と呼んでいたわけですが)がメインで、いくら頑張って成果を上げても、月が替わると前月の成果はご破算で、ゼロスタートになります。

毎月、毎月このやり方だと、疲れてしまう社員も出てきます。できたら、毎月、恒常的に収益が上げられるスキームはないかなあ?というのが現実としての要求でした。
それには、モノで=施設で、稼いで貰うのがいいんじゃないの?と、賽銭箱を置くことを考えたわけです。

この賽銭箱のおかげで、毎月、収益が上げられます。更に良いことは、毎月上げられるということは、蓄積性が効く、ということで、事業地を増やせば増やしただけ事業は成長する、ということになります。

本業にプラスの事業領域を開発し、収益構造の欠陥を補う、いわば一石二鳥の事業スキームが可能になったのです。
ただ、実は、更に良い効果を上乗せできるのです。